NEWS

一覧を見る

COLUMN コラム

2023.01.16

ライフサイエンスニュースレター vol.5

インフォコムではライフサイエンス関連の注目論文をメールにてお届けしております。本コラムでは過去に配信したニュースレターを掲載いたします。最新版のメール配信をご希望される方はお問い合わせフォームからご用命ください。

 

電子タバコ製品に含まれるフレーバー成分の毒性評価

Title
Toxicological Assessment of Flavor Ingredients in E-Vapor Products

多くのフレーバー成分は、潜在的にリスクの低い電子タバコ製品によく使用されます。
食品に使用される場合、そのほとんどは「一般に安全と認められる」ものですが、長期的な健康影響については利用可能な情報が限定的です。
更に前臨床試験による実証は膨大な時間/資金/実験を要し現実的ではありません。
本研究ではフレーバー成分を構造的に関連した化合物のグループに分類し、そこから代表化合物を選択し、個別または混合物としてin vitro/in vivoで試験するアプローチを提案しています。

候補となるフレーバー成分のリストを選択し、その毒性プロファイル情報を収集/評価するために欧州化学物質庁とToxplanetのデータベースが利用されています。

原著論文はこちら

 

Drug repositioningを目的としたVERO-E6 Cellを用いたSARS-CoV-2細胞変性効果のスクリーニング

Title
Cytopathic SARS-CoV-2 screening on VERO-E6 cells in a large-scale repurposing effort

SARS-CoV-2感染に対する治療法として、世界中でDrug repositioning研究が盛んに行われています。
本研究では、低分子のDrug repositioning通じて抗SARS-CoV-2薬のレパートリーを増やし、新しい作用メカニズムを持つ化合物探索を目的としたEU資金によるプロジェクト(H2020-EXSCALATE4COV)の結果を報告しています。

ワークフロー解析およびActivityBase非ユーザーのための第二のIC50の計算方法としてKNIMEが用いられています。

原著論文はこちら

 

SARS-CoV-2 knowledge repository プロジェクト

Title
COVID19 Disease Map, a computational knowledge repository of virus–host interaction mechanisms

SARS-CoV-2感染のメカニズムモデルを理解し治療の鍵となるターゲットを予測するために、急増する文献からの知識を複雑なデータセットと効果的に組み合わせる必要があります。
本論文では、SARS-CoV-2分子メカニズム研究のための大規模なコミュニティの取り組みについて報告しています。

COVID-19 Disease Map CommunityによってCOVID-19 Disease Mapが作成されていますが、弊社のパートナーである独Biomax社が参加しており同社が開発している論文検索ツール AILANI(アイラニ)の提供を行っております。

原著論文はこちら

インフォコムグループサイト
COPYRIGHT©INFOCOM CORPORATION ALL rihgts Reserved.