AnalyzerPro XD 1.16 リリース
質量分析データ解析ソフトウェアAnalyzerPro XDのversion1.16がリリースされました。主な新機能は以下の通りです。
INDEX
1. 新しいワークフローと基本分析機能の強化
分析の目的に合わせた専用ワークフローが追加され、より詳細なパラメータ設定や定量分析が可能に。
• ターゲット確認機能の追加: ターゲット確認処理(Target Confirmation)のための新しい専用ワークフローが追加
• ピーク検出の強化: ピーク検出ワークフローにてユーザー自身でピーク検出パラメータを設定可能(FIDデータにも対応)。
• クイック定量機能: GC-MSおよびLC-MSデータ向けの新しいクイック定量(quick-quant)機能が追。
• マルチチャンネル処理: 複数のデータチャンネルを処理し、データチャンネルごとに進行状況パラメータを設定できる機能が追加。
2. Direct MS機能の拡張とスクリーニング
Direct MS(直接質量分析)データにおけるターゲット探索や、未知成分の分類機能が大幅に向上。
• ターゲットスクリーニング機能: Direct MS処理において、ターゲットスクリーニングを行う新しいワークフローが追加。
• 未知化合物の特定支援: ターゲットライブラリに存在しない化合物を特定しやすくするために、Direct MSに分類(Classification)機能が追加。
• カスタムレポート対応: Direct MS専用のカスタムレポートの作成がサポート。
3. 統計解析(PCA / Volcano)とシーケンス結果の高度化
サンプルの差異を見つけるためのPCAやVolcanoプロットがより直感的に操作できるようになり、比較機能も強化へ。
• 表示・同期機能の向上: シーケンス結果ウィンドウにおいて、複数サンプルの波形(EICトレース)を重ねて表示(オーバーレイ)したり、クロマトグラムのズームを自動同期する機能が追加。
• 柔軟なPCAプロット設定: PCAローディングプロットを保持時間(RT)に対して表示する新機能や、成分の強度に基づいてローディングマーカーを表示するオプションが追加。
• データの絞り込みと正規化: データチャンネルに基づいたPCA / Volcanoプロットのフィルタリングオプションや、コンポーネントレベルでの正規化を行いカスタム単位でレポートする機能が追加。
• カテゴリ管理: サンプルごとに複数のカテゴリタグをサポートし、シーケンス結果画面でカテゴリを切り替える機能が追加。
4. レポート出力・ライブラリ管理と操作性の改善
ユーザーインターフェースを中心に日々のデータ管理やレポート作成の負担を大きく軽減するアップデートが適用。
• 飽和状態の検知とレポート: データが検出上限を超えて飽和しているかを判定し、飽和レポートを自動生成する機能が追加。
• レポートの利便性向上: 検出されたターゲットのみを出力する専用レポートや、サマリーレポート内をコンポーネント名で検索する機能を追加。
• ターゲットライブラリ管理の強化: 複数の成分を選択して一括で追加できるようになったほか、コピー・削除といった選択方法の改善、複数カスタムフィールドのサポートを改善。
• ファイルの読み込みやすさ: ドラッグ&ドロップに加えて、ツールバーから直接ファイルやフォルダを選択してデータを開く機能が追加。
5. 対応ファイル形式の拡大と処理パフォーマンスの向上
様々なメーカーのデータ形式に新たに対応し、画面やファイルの読み込み速度も改善。
• 新規対応ファイル形式: Bruker .tsf、JEOL msPrimo、Jcamp ファイル形式のサポートが追加。
• Agilent・Watersデータの対応強化: AgilentのMRMデータおよびOpenLab MS(ダイオードアレイ搭載)データに対応。また、MassLynxファイルからのPDAデータ読み取りに対応し、読み込みの安定性も向上。
• 処理スピードの改善: シーケンス結果ウィンドウの読み込み・保存速度や、ターゲットライブラリの読み込み・保存速度が向上。
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