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COLUMN コラム

2024.01.11

ライフサイエンスニュースレター vol.9

インフォコムではライフサイエンス関連の注目論文をメールにてお届けしております。本コラムでは過去に配信したニュースレターを掲載いたします。最新版のメール配信をご希望される方はお問い合わせフォームからご用命ください。

 

Pharmacoinformaticsを活用したアルツハイマー病をターゲットとする新しいドラッグデザインの可能性

Title
New Drug Design Avenues Targeting Alzheimer’s Disease by Pharmacoinformatics-Aided Tools

アルツハイマー病(AD)は、神経変性を停止/修復する効率的な薬理療法が存在せず新薬開発が切望される一方、
ADは多因子疾患で多くのパスウェイが関与しているため開発が新薬開発が遅れています。
本論文では、ADのような複雑な疾患へのドラッグデザインプログラムを設計する際に、ファーマコインフォマティクスツールがどのように役立つかを様々な観点から紹介し、
ドラッグデザインおよび開発プロセスにおけるウェットとドライアプローチの統合の重要性を解説しています。

薬剤ターゲット候補情報を提供しているOpen Target Platformから情報を抽出し、Uniprot/ChEMBLのデータを付与するフローをKNIMEを用いて実現しています。

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FAM111Aの複合ヘテロ接合体変異に引き起こされるKenny-Caffey(ケニー・キャフェイ)症候群(KCS)の報告

Title
Compound Heterozygous Variants in FAM111A Cause Autosomal Recessive Kenny-Caffey Syndrome Type 2

KCSは、著明な低身長/低カルシウム血症・長管骨の骨膜肥厚/目の異常を伴う症候群で、FAM111AまたはTBCEの遺伝子変異が原因です。
本論文では、FAM111A遺伝子の複合ヘテロ接合体(c.976T>Aおよびc.1714_1716del)を有し、常染色体劣性遺伝パターンを示す男性症例を紹介しています。

本研究では2つのバリアントが検出されていますが、ここでGenoox社Franklinが用いられています。

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食餌性笹の葉フラボノイド(BLF)摂取がブロイラー肉の品質と微細構造を改善する

Title
Dietary bamboo leaf flavonoids improve quality and microstructure of broiler meat by changing untargeted metabolome

BLFは、ブロイラーへの飼料としてに使用されることはほとんどなく、肉の食感、見た目の色、微細構造に影響するかどうかは不明です。
本論文では1日齢のArbor Acresブロイラー720羽に、20mg bacitracin/kg、50mg BLF/kg、250mg BLF/kgをブロイラーに与え、比較した報告です。

上記3群のSIMCAに搭載されているPCAとOPLS-DAで比較解析しています。

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