CASE Ultra
毒性予測ソフトウェア

CASE Ultra – 毒性予測・ICH M7ガイドライン対応に –
米国MultiCASE社のCASE Ultraは化合物の2次元構造情報から各種毒性を予測することで医薬品候補化合物の開発早期におけるスクリーニングを強力に支援します。毒性の予測には化合物のBiophore(生物活性・毒性を有する部分構造)を基にした独自のQSAR(定量的構造活性相関)モデルを使います。
またCASE UltraはFDA (CDER:医薬品評価センター)との共同研究開発による製品であり、非公開データを含むFDAの毒性データを150種類以上のモジュールとして利用することが可能です。
CASE Ultraについて
CASE Ultraの特徴
CASE Ultraはデータセットを自動的に評価し、毒性発現に関与すると考えられる部分構造(Toxicophore)の辞書を作成します。そして同定されたToxicophoreをベースとした定量的構造活性相関(QSAR)モデルを構築することで新規化合物の毒性予測を可能とします。構造情報を入力するとCASE Ultraは作成された辞書と適切なQSARモデルを用いて評価を行い、予測結果を返します。また、CASE Ultraはユーザーのデータを用いて新規の予測モデルを作成することや既存の予測モデルをカスタマイズすることが可能です。操作は非常に簡単で、ユーザーのデータに対して複雑な情報は求めません。
2016年1月に発出されたICH M7「医薬品中DNA反応性(変異原性)不純物の評価及び管理に関するガイドライン」中で必要とされているコンピュータによる毒性評価の用途としてもご利用いただけます。
予測モジュール
- Bacterial Mutagenicity (変異原性)
- Genotoxicity (遺伝毒性)
- Carcinogenicity (癌原性)
- HepatoTox (肝毒性)
- RenalTox (腎毒性)
- CardioTox (心毒性)
- SkinEye Toxicity (皮膚・眼毒性)
- ReproTox (生殖毒性)
- Developmental Toxicity (発生毒性)
- Fetal Dysmorphogenesis (形態形成異常)
- Fetal Development (胎児発達異常)
- Fetal Survival (胎児致死)
- AcuteTox (急性毒性)
- EcoTox (環境毒性)
- Therapeutic (薬理活性)
- ADME (薬物動態)
稼働環境
- OS:Windows 8.x,10、Windows Server 2008以降のServer OS。いずれも、32bit/64bit、日本語/英語
- CPU:Intel Core iシリーズ、または、互換シリーズ (推奨:ベンチマークの高いもの. eg. PassMark)
- SSD/HDD:100GB以上の空き (推奨:SSD)
- RAM:16GB (2GB以上の空き)
- モニター:高解像度なもの (推奨:1920×1080以上)
※記載の商品名等は各社の登録商標、または商品の場合があります。